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梅雨でも快適な家
基本データ
  • 設計
    連合設計社市谷建築事務所(吉田桂二先生)
  • 構法・構造
    木造在来工法2階建て
  • 家族構成
    ご夫婦+お子様2人
コンセプト

ご主人が一級建築士であり、木造建築の第一任者と呼ばれる吉田桂二先生の著書を読まれ、その設計哲学・手法に共感されたそうです。設計をまず連合設計社にご依頼され、先生からのご信頼を頂いている当社に施工のご相談を頂きました。お施主様の敷地条件は幸いにも「準防火、防火指定」を受けない地域のため、連合設計社の得意とする純日本建築(軒裏の垂木等を仕上げとして現せる)設計が可能となったのでした。

ポイント

家族構成に対応する諸条件以外、特に細かな要望はなかったそうで、吉田先生のプランをすぐに気に入られたそうです。その中で特にお施主様が気に入ったポイントが以下の4点です。(1)、2階へ繋がる吹き抜け開口部から差し込む日差しがもたらす明るいリビング(2)、内装材はビニールクロス、CFシートなどを一切使用せず、「珪藻土」「土佐和紙」「無垢材」「調湿機能塗料」など、自然由来の素材のみ使用。(3)、真壁造りで柱梁をそのまま「現し」として魅せる造り。(4)、複雑に絡む木組みの構成と、所々に色彩が施され襖、戸襖が調和し魅せる空間。毎年の定期点検で私自身感じるのが、梅雨時期にもかかわらず室内に入ると明らかな湿度の低さ、快適さを感じます。自然素材の持つ調湿機能の高さに驚くばかりです。