「昔よく過ごしたおばあちゃん家」の雰囲気を“理想の住まい”としているお施主様。自然豊かな横須賀の山間部に土地を購入し、家づくりを検討する中で、当社に1本のお電話が。「木を現しに、漆喰を使った家を建てたいんだけど、なかなかイメージを共有が出来る建設会社が見つからない・・・」との事でした。当社が懇意にさせて頂いている日本建築の第一人者と呼ばれる吉田桂二先生(連合設計市谷建築事務所)をご紹介すると、偶然にも、著書を何冊も読まれている大ファンだった事もあり、当社で担当した吉田先生設計の家を2件見学した上で、一度、ご一緒に相談に訪れ、お施主様の御要望をお伝えしたところ、吉田先生は非常に喜んでくれて、「私に任せて下さい」と、快く引き受けてくれ、お施主様の家づくり計画はスタート・加速する事となりました。
最新設備の要らない住まい
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設計連合設計社市谷建築事務所(吉田桂二先生)
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電子ブック閲覧
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計画地神奈川県横須賀市
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ご予算2,200万円
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家族構成ご夫婦+お子様2人
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構造・工法在来工法2階建て
現代の家づくりの「標準」とは正反対の家づくりかも知れません。例えば、「最新、最新を追求する家づくり」ではなく、「普遍的価値の高い家づくり」をお施主様は求められました。一例としてはキッチンは造作ながら必要最小限の機能を持ちあわせれば充分、それよりは、もっと本質的な部分に予算を回したい。
この家づくりのポイント一例
- ◎プレカット材は一切使わない
- ◎全て襖でプライバシーを確保・調整する。
- ◎台所を除いて、板の間のない空間づくり
- ◎室内壁が一つもない空間
- ◎基本的には節だけの杉の木を使う(無垢材にこだわりながらもコストを抑えるため)
- ◎全部土に還る家
- ◎エアコンが一台もない家(夏は自然通風で涼め、冬は服を着れば良いという考え方)