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素材が呼吸する土間のある現代版日本家屋
基本データ
  • 設計
    連合設計社市谷建築事務所 佐々木亨
  • 建築面積
    46.6㎡
  • 延床面積
    84.22㎡
  • 構造・工法
    木造在来工法2階建
コンセプト

この家のコンセプトは「家族を包む、傘のような家」。柱や梁の構造体を現しにした日本家屋伝統工法が特長です。

また、計画敷地は、近隣に余裕がありながら、将来は接近した建物が建つことが予想されるため、その際でも問題のない、自立した採光・通風計画を入念に考え、大きな吹き抜けを中心に実現しました。

ほとんどが自然由来の素材に囲まれた空間構成で、調湿・消臭効果の見込める、いわゆる、「空気が美味しい、呼吸する住宅」を実現しています。

ミネラルウォーターや浄水など、水へのコダワリが当たり前になっている昨今ですが、人間にとって、もっとも身近な、空気にこだわった健康的な毎日が期待できる、住空間となりました。

ポイント

  • 柱・梁・床は無垢の杉材、、壁・天井は珪藻土仕上げ、真壁つくりとし、構造を現しにする事で、ダイナミックな空間を実現する半面、調湿効果のある空間を実現
  • 外観は、ガルバニウム鋼板をベースに、開口部と併せて杉板を用い、柔らかい印象に。
  • 「自転車を手入れしたり、花を飾ったり出来ると良い」とのご要望を実現する‘通り土間’をイメージした、フレキシブルな空間づかいの出来る玄関。南の庭との連続性も利便性を高めています。
  • 2階の寝室・子供部屋などは、完全な間仕切りはせず、全て天井を連続させており、傘をイメージする昇り梁を等間隔で計画しました。
  • 階段と吹き抜けを介した上下階・南北の自然通風計画。
  • 1階トイレ・脱衣室の間仕切りも建具扉と天井の間はガラスを設け、広がり、繋がりを設けると同時に圧迫感を緩和。
  • 階段手すりに本棚を組み合わせた造作